2015.7.21 (Wed) - イタリア旅行記4 : 三日目(8/19 ローマ〜オルヴィエート観光〜フィレンツェ)
前日、恐らく18時くらいにはもう爆睡していただけあって、しっかり5時前に起床。
朝食開始の6時に食堂行って急いで食べて、6時半にホテルをチェックアウト。
結局食事らしい食事と言えば、昨日の昼にカンポ・デ・フィオーリで食べたピザくらいで、ローマを出発です。
ホテルから駅へは、前日のレポートに載せた「映画みたい・・・」と書いたあの坂を登った先にあります。
道としては非常にわかりやすいんだけど、何せ石畳でボコボコの中、重いスーツケースを運ぶのは相当キツイ・・・
うちらみたいにローマからの電車移動を考えてる人は、テルミニに近い場所を強くオススメします。
駅の手前には三越なんかもあったり。
オシャレー
朝から汗だくになりつつ、テルミニ駅に到着。
非常に予定通り。
すごい横長の建物。
そして結構古い。
朝早いからなのか、そこまで混雑してませんでした。
んで、ここで個人ツアーの人と待ち合わせ。
というのも、今回イタリア旅行をするにあたり、色んな先達さんのブログとか見て勉強していたのですが、
ここはどうしても行きたい!という場所がありました。
本来は航空券と鉄道券が全部セットになっていたのを、わざわざここの特急券をキャンセルしてまで。
前書き編でもちょこっと書きましたが、それがオルヴィエートと、チヴィタ・ディ・ヴァニョレッジョという所で、
ローマとフィレンツェの間くらいにある場所。
オルヴィエートはまだしも、チヴィタの方は非常に行きにくいので、日本にいるうちからツアーを手配していました。
そんなわけで、
ローマナビ・ネットの人とテルミニ駅で集合。
どんな人なんだろうと思ってましたが、至って普通の日本人の方でした。
あたしらが乗るのは7:28発の2306、フィレンツェSMN行きの電車。
RVなのでいわゆる快速電車ですね。
チケットの買い方とか、刻印の仕方とかを教えてもらいながらホームへ。
イタリアの電車には改札ってもんが無いので、この刻印機でチケットに打刻することが必須。
いくらチケット持っててもこれやってないと罰金になるみたいです。
じゃあ改札作ればいいじゃん・・・
このデカいチケットだと差込口に調度合うのでわかりやすいですが、
ちっさいよくみる切符サイズのやつをどう差し込めばいいのかよくわからなくて、後で困りました。
イタリア人のオジサンが助けてくれましたが。
上側のチケットが今から乗る打刻済みのやつ。
見えにくいけど左下に文字が入ってます。
下側のチケットは、オルヴィエートからフィレンツェへのチケット。
こっちはICって言って特急電車的なやつ。
きっと観光した後で疲れてるだろうから、ちゃんと席を確保しておきたかったので事前に時間とか調べて、
ローマナビネットの方に購入をお願いしていました。
こーゆーお願いも細かく聞いてくれたので非常に助かりました。
ただしこの特急電車はフィレンツェSMN駅には行けず一つ隣のフィレンツェ・リフレディってとこまでなので、
乗り換えが必要になりますがそこは冒険ってことで。
打刻が済んだのでホームへ。
あの遥か先の、屋根が無い所らへん。
普通電車は乗り場が遠いのかしら。
本当に外まで出て来た所に電車止まってた。
いかにも普通電車って感じ。
外国で普通電車に乗るのって、なかなかできない経験ですよね。
あの前を歩いてるのがローマナビのおじさん。
やっぱり観光客はこーゆー電車乗らないからか、中はガラ空きでした。
後から混んでくることも全く無く。
座席にお菓子の食べかすが散らかってる感じは、流石外国だなって感じでしたね。
日本みたいに鬼の様な清掃をしてないんでしょう。
それもまた楽しい。
ローマを出発したら、割とすぐに田舎風景になりました。
んで1時間ちょっとくらいで、目的地。
オルヴィエートに到着。
うちら以外にも何人かはちょろちょろと降りていったので、みんな観光でしょう。
電車から降りた所で、ドライバーのイタリア人と合流。
そーゆーシステムなのね。なるほど。
事前にスーツケースをどっかに預けたいって話をしておいたので、
まずは駅の近くにある
Hotel Picchioへ連れてってくれました。
1個5ユーロくらいだったかな。
英語もどこまで通じるのか微妙な感じでしたが、この辺のやり取りもやってくれるのでありがたい。
目の前のオルヴィエートを尻目に、まずは一路チヴィタへ。
そりゃ美味しいブドウもオリーブも作れますわ、と納得の景色。
こんな所でのんびり暮らせたらなぁ。
途中小さな趣のある町を通ったりしつつ、30分くらいでチヴィタへ到着。
確かに駅からここまで個人で来るのは大変だ。
ここも別に改札的なものがあるわけではないけど、あの小屋みたいなとこで入場券を買う必要があります。
一人1.5ユーロくらいだったはず。
そして念願のチヴィタがこちら。
いやこれは凄いわ。
なんでこんなことになっちゃったの。
本当かどうかは知りませんが、ラピュタのモデルになったとか。
モデルだって言われてる場所が世界中にいくつかあるので、まぁそのうちの一つですね。
でもそんなん抜きに、目の前でこの景色を見たときの衝撃は結構凄かった。
橋の途中からチヴィタの左側を見た景色はこんな感じ。
もう完全に谷なんだけど、昔はあの向こうに見える町と繋がってたらしい。
地震で地盤が崩れた結果なんだとか。
スケールがデカい。
頻繁に物資を運搬してるカブと何度もすれ違いつつ、地味にキツい上り坂の橋を渡ってチヴィタの入り口へ。
ゲームみたいな景色。
異世界感すごいよこれ。
早朝だったからか、観光客も殆どいない、静かな町を散策。
もちろん端は崖。
ニャー
町の中心にある広場。
外見通り非常に小さい町なので、10分そこらで大体見終わります。
この広場に教会っぽいのもあったけど、特に開放はされてないみたい。
広場の近くにトイレもあった。
実際イタリア旅行してるとトイレに困ることが多くて、これはありがたい。
これが噂の、座る部分が無いトイレか・・・
事前にイタリア旅行の注意点とか調べて知ってはいたんだけど、ここでしかこのタイプのは見なかった。
どうやってするんだろう。中腰?
数は少ないけどお店も。
ここはカフェ的な感じ?絵ハガキなんかも売ってたので購入。
もう少しちゃんとした飯屋っぽいのも1件か2件あったかと。
お土産屋さんってのがあんまりなかったんだけど、かわいい陶器の皿があったので買いました。
全く容赦の無いイタリア語で話しかけてきましたが、まぁなんとでもなります。
そんな感じでチヴィタ観光は終わり。
チヴィタ側から見た橋の景色はこんな感じです。
そしてまた車に乗り、30分くらいかけてオルヴィエートへ。
こっちもこっちで崖の上にある町なので、外から見た景色が凄い。
なんやかんやで10:30くらいにオルヴィエートに到着。
車でドゥオーモ前の広場まで連れてきてくれました。
細い路地ばっかりの町だから離れてたら全然見えないんだけど、
広場に来ると急に目の前にデカいドゥオーモが出てくる感じが凄い良かった。
建物も豪華というよりは歴史を感じる雰囲気でステキ。
このドゥオーモの向かいあたりに観光案内所的なのががあるそうで、
ローマナビのおじさんが日本語(英語だったかも?)の地図をもらってきてくれました。
それからこの周辺をサラっと説明してくれて、ツアーは終了。
非常に助かりました。
というわけでここからは2人で散策開始。
一先ず町の一番奥まで行ってみる。
ニャー(2回目)
あっという間に到着。
崖の上からの眺めはなかなか。
あの手前側に見える並木道は恐らく個人の土地なんだろうなぁ。いいなぁ。
町の一番奥には、超古い教会がありました。
フレスコ画が消えかけてるくらい古い教会。
今回の旅行で見た中で一番古かった。
少し休憩して、また町の散策へ。
ワン
ニャー(3回目)
たまに日本語書いてあるお土産屋なんかもあったり。
クロネコヤマトののぼりが軒先に立ってる店もあるから驚くね。
ちなみにオリーブの木は非常に重いので、嵩張るという理由で購入を断念。
かわいいものいっぱいあったんだけどなー。
ドゥオーモ広場に戻ってきました。
結構観光客いるのね。
ニャー(4回目)
ローマナビのおじさんから美味しいよって聞いてたジェラート屋へ。
広場の左奥にあって、人通りが無いところだからか誰一人客いなかった。
左があたしが頼んだやつ。何の味だったか忘れた・・・
右が嫁が頼んだヘーゼルナッツ味のやつ。
ヘーゼルナッツはイタリア語でnocciola(ノッチョーラ)。
このジェラート、本気で美味しかった。
暑かったせいかもしれないけど、今回の旅行で結構いっぱいジェラート食べた中で一番美味しかったです。
オルヴィエート行ったら絶対に食べないと損。
むしろこれ食いにまた行きたい。
お店の名前はPasqualettiっていうのかな。
紹介されてるのは
ココ(アーモイタリア) とか
ココ(trip adviser) とか。
ジェラートを食べた後は昼飯までお土産屋を散策。
チヴィタでも皿を買ったわけだけど、この辺りはこーゆーのが有名なのかな。
どれもかわいい。でも重いから買わない。
右手に持ってる袋はチヴィタで買った皿(重い)。
ニャー(5回目)
ブヒー(哀)
この店だったかどうかは微妙に覚えてないんだけど、
自分らのお土産にイノシシのサラミと白ワインを購入しました。
イノシシはイタリア語でcinghiale(チンギアーレ)です。
このサラミ、ワインのおつまみとして適当に目に付いたやつを買ったんですが、
これまた今までの人生で一番美味しいサラミでした。
こんなに脂がサラっとしてて、肉の旨味が凝縮されたサラミ今まで食べたこと無い。
肉類は日本に持って帰れないのが非常に残念。
持って帰れたら10kgくらい買って帰りたいくらい美味かった。
ちなみにワインはオープナーが無いと開けれないことに気付いて、帰国後自宅で飲みました。
もちろん美味しかったんだけど、サラミと一緒に飲みたかった・・・
そろそろ12時、というわけでお昼ご飯。
美味しそうな店を事前に調べておいたので、そちらへ。
それがここ、
Trattoria La Palomba です。